Cherry Blossoms〜咲き誇った花の名は〜
「ここは私とクラウディオ先生、それからモニカとリティクに任せてみんなは先に行って」

そうナタリアは言い、下っ端が持っていた銃を手にする。すると、クラウディオたちも前に出た。

「全力で戦うよ!」とクラウディオ。

「一花を頼むぞ!」とモニカ。

「絶対に負けない!」とリティク。

メドゥーサはチラリと武器を構えるナタリアとモニカを見て、「怖ッ」とニヤニヤと笑う。だが、そんな挑発に誰も反応しなかった。

「クラウディオ先生、ナタリア先生、モニカ先生、リティクさん、お願いします!」

桜士は頭を深く下げ、走り出す。アルオチたちeagleのメンバーも「絶対に一花を助ける!」とナタリアたちに声をかけ、走り出す。

桜士たちが走り出して数十秒後、背後から銃声が絶え間なく聞こえ始めた。銃声だけでなく、何かがぶつかり合う音なども聞こえ、激しい戦闘が行われていることが想像できる。

(俺はともかく、eagleの皆さんだけでも生きて帰れるようにしないと!)
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