夏の終わりに僕は恋をする




「再来週の日曜日にやるみたいだよ。楽しみだねえ」




もうわたしも高校生。小さい頃はお母さんに連れて行って貰ったけど今は行く理由がない。



こっちに友達がいる訳じゃないし、お祭りに1人で行くなんて以ての外。


せっかく復活するみたいだけど私には関係ないかなあと思い、ちょっぴり切ない気持ちになった。




「夏芽ー!ちょっと手伝ってくれるー?」


「はーい!あ、おばあちゃんスイカありがとう!階段降りる時は気をつけてよ!」


「はいはい、ありがとうねぇ」


.

.

.






田舎の不便さは異常だ。コンビニなんて歩いて20分以上かかる所にしかないし、スーパーも車で1時間くらいかかる所にしかない。



散歩ついでにお使いを頼まれた私は久々に町を歩き回って探検した。




ここの公園懐かしいとかここの駄菓子屋さんまだあったんだあとか、意外と景色は変わってなくて安心する。



< 5 / 19 >

この作品をシェア

pagetop