上司の甘い復讐
だけど気になること、それは、
「彼女なのに酷くない?」
ということだ。
オフィスにいる間は、私たちは犬猿の仲みたいな扱いをされている。
誰一人として、私たちが恋人同士だと思う人はいないだろう。
そして当然、付き合っていることは美帆に報告していたと思っていたが……
「えぇぇぇえ!?」
美帆は顔を歪めて驚いていた。
「ちょっと、瑞希!何言ってるの?
川崎さんと付き合ってるとか、妄想酷いんだから!!」
信じてくれない始末。
だから私は今までのことを一から説明した。
翔太さんを騙すつもりが、見え見えだったこと。
知らないうちに惚れていたこと。
そして、信じられないことに、翔太さんが私を好きだったこと。