上司の甘い復讐
そのまま翔太さんは、私に近寄らなかった。
私にまでゲボを移すのが嫌だったのだろう。
そんなさりげない優しさが好きだ。
そして当然のように、翔太さんのマンションへ向かう。
翔太さんは言った。
「花火大会が終わったら、抱くから」
もちろんその言葉を忘れていないし、いよいよだとドキドキする。
マンションの扉を開けると、大好きな翔太さんの香りがした。
だけどそれに混ざって香る、山村君の酸っぱい匂い。
翔太さんは顔を歪めてシャツとハーフパンツを脱ぎ、ゴミ袋にそれを突っ込む。
そんな姿を見て笑いながらも、ドキドキは止まない。
現れた翔太さんの体は程よく筋肉がついていて、なんだかセクシーで、頭がくらくらする。
そしてこの身体に抱かれると思うだけで、もう全身が熱くなるのだった。