上司の甘い復讐
胡座をかいだ膝の上に座ると、ぎゅっと優しく抱きしめられる。
そして、そっとタオルを取って髪を拭いてくれる。
身体が熱い私は、着ている翔太さんの大きなTシャツをきゅっと握りしめた。
「こうやって、瑞希と一緒にいられることが信じられないな」
甘い声で囁き、頬に唇を寄せられる。
ピリッと電流が流れる。
「私も信じられないよ。
こんなに好きになるなんて」
そう、大嫌いだったのに。
弄んでやって、最後はポイしてやろうと思ったのに。
なのに、どんどん離れられなくなっている。
今はもう、翔太さんのことしか考えられない。