上司の甘い復讐



「だって……瑞希が川崎さんと付き合い始めたって聞いた時、また瑞希は川崎さんを痛めつけようとしていると思ったし」


「もう、美帆も酷いなぁ。

私、そんな悪女じゃないよ?

だいいち、翔太さんのことを考えるとにやけてしまうし、きゅんとしてしまうし、私が私じゃなくなってしまうし……」


そう思いながらも赤くなる私。

不思議だな、あんなに大嫌いだったのに、今はこんなに大好きだ。



「でも、オフィスで会うとやっぱりハゲろって思う。

私はこんなに必死なのに、翔太さんはいつも余裕なんだもん!」


そう、弄んでやろうと思ったのに、弄ばれたのは私だ。


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