上司の甘い復讐
だけど素敵な彼を見つけて、こんな美帆を驚かせてやる!!
「どっちにしても、私は瑞希の髪型好きだけどなぁ。
瑞希が言うほど変じゃないよ」
「でも、あの腐った魚臭のする男が、私の髪型変だって言うんだもん!!」
私は髪を掻き上げる。
心機一転させようと髪を切った私。
知らない美容院に飛び込んだら、なんとカットを失敗されてしまった。
あごほどの長さの、おかっぱにされてしまった。
それなのに美帆は言う。
「今、そんな髪型流行っているんだよ?
切りっぱなしボブって言うんだよ?」
切りっぱなしボブ!?
そんなものどうでもいい。
私はただ、モテボブにして欲しかったのに。