上司の甘い復讐
私は、奴をハゲ崎と呼んでいることすらバレていないと思っていた。
だけど全てお見通しだったのだ。
そして、かかるべくしてハゲ崎の罠にかかったんだ。
「瑞希」
不意に名前を呼ばれ、それもすごい甘ったるい声で呼ばれ、全身でびくっと飛び上がる。
そのままハゲ崎は私の頭を抱き寄せ、額に唇を付ける。
また胸がドキドキして、身体が発火しそうになる。
「俺は職場では、恥ずかしさもあって優しく出来ない」
見上げると、頬を染めて目を細める彼の顔。
なんだか可愛いと思ってしまう。
「でも、絶対大切にするから」
「うん……」
「二人でいる時は、嫌というほど甘やかしてやるから」
「うん……」
「だから俺と……ちゃんと付き合って」