完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



「でもそれだと決まらないよね~。みんな神楽くんの近くがいいって言うし」


女の子みんな譲れないのか、バチバチの雰囲気のまま。

またしても話が進まないかと思いきや。


「俺はクジ引きに賛成かな。このままだと時間が押して、席替え自体がなくなるかもしれないよ?」


会長のひと声というのは、かなり強力なパワーを持ってるようで。

あんなにクジ引き反対派の子が多かったのに、みんなころっと賛成派に。


「それじゃあ、クジは俺が作るから。順番に引いていくことにしようか」

恐るべし会長のひと声……。


塔子ちゃんも、これにはびっくりしたようで。

< 99 / 211 >

この作品をシェア

pagetop