転生アラサー腐女子はモブですから!?
『ガチャ』
掘立て小屋へと入ったアイシャは、簡易脱衣所の扉を開け、いつも通り一番奥に設えられた個室へと向かい扉を開け、驚いた。
(うそっ!! 誰かいる!!!!)
ドアノブを握り固まるアイシャの目に、綺麗に筋肉のついた裸体(背中)が飛び込んでくる。
「なっ! お前、誰だよ!!」
アイシャが扉を開けた音に気づいたのか、背を向けていた男子が振り返った。
(――――はぅっ、見事なシックスパック♡)
アイシャは、目の前に鎮座する芸術的な腹筋に釘づけで、声をかけられたことに気づいていなかった。
「……ふぇ!? あっ…………」
目の前の彼と目が合う。
(あっ、青髪の美少年!)
「しっ、失礼しました!!」
アイシャは開けた扉をおもいっきり閉めると、脱兎の如く逃げ出した。
(あぁ、美少年の生着替えシーンを覗いてしまうなんて………、破廉恥な♡)
練習場を全速力で駆け出したアイシャに、練習中の男子の視線が集まるが無視だ。今は、一刻も早く、この場を立ち去ることが先決だ。
(あんな尊いもの……、マジ、鼻血ふくぅぅぅ)
青髪の美少年の裸体(上半身)がクルクルと頭の中を回り、本気で鼻血を噴きそうになったアイシャは、その日初めて宿舎の女性脱衣所に駆け込んだのだった。
掘立て小屋へと入ったアイシャは、簡易脱衣所の扉を開け、いつも通り一番奥に設えられた個室へと向かい扉を開け、驚いた。
(うそっ!! 誰かいる!!!!)
ドアノブを握り固まるアイシャの目に、綺麗に筋肉のついた裸体(背中)が飛び込んでくる。
「なっ! お前、誰だよ!!」
アイシャが扉を開けた音に気づいたのか、背を向けていた男子が振り返った。
(――――はぅっ、見事なシックスパック♡)
アイシャは、目の前に鎮座する芸術的な腹筋に釘づけで、声をかけられたことに気づいていなかった。
「……ふぇ!? あっ…………」
目の前の彼と目が合う。
(あっ、青髪の美少年!)
「しっ、失礼しました!!」
アイシャは開けた扉をおもいっきり閉めると、脱兎の如く逃げ出した。
(あぁ、美少年の生着替えシーンを覗いてしまうなんて………、破廉恥な♡)
練習場を全速力で駆け出したアイシャに、練習中の男子の視線が集まるが無視だ。今は、一刻も早く、この場を立ち去ることが先決だ。
(あんな尊いもの……、マジ、鼻血ふくぅぅぅ)
青髪の美少年の裸体(上半身)がクルクルと頭の中を回り、本気で鼻血を噴きそうになったアイシャは、その日初めて宿舎の女性脱衣所に駆け込んだのだった。