この夏私は居なくなる

ある日の朝

「来夢〜?起きなさい!」

朝からそんな一言が聞こえて起きようと思ったら…

「なんであんたがいんのよ!」

私のベッドの横には私の幼馴染の剣斗がいた。

「おばさんに起こしてって頼まれたから」

はぁぁぁ朝から最悪なことばかりで今日はついてない。

「早くしないと遅刻すんぞ〜」

まだベッドの上でぼーっとしていた私に剣斗からゲンコツがふってくる

「いった…着替えるからあっち行ってくんない?」

流石に剣斗でも着替えるところはみせられない

「あいよ。早く来いよ」

ただ一つおかしな点がある。いつにも増して剣斗が優しい。
いつもならゲンコツ3発はふってくるきがする。なぜだ…?

「そんじゃ、行ってきまーす!」

そんなことも考えながらいつもと同じように剣斗と学校に行く。

他愛のない会話を繰り広げる。

「あ、海だ!」

剣斗は海を見つけると走っていった。

去り際に私に向けて

「今日昼休み屋上来てくれ」

と言いながら。

そのあと美蘭とあってどう1日を過ごしていたのかは思い出せない。
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