夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
「ファンの子達には本当に感謝してたから。
コンサートでみんなの声援を聞いたら、本当にやる気がわいてきた。
朝から晩まで厳しいレッスンが出来たのも、ファンのみんながいてくれたからだ。
だから、みんなが恋人だっていうのは、ある意味、真実でもあるんだ。」

そう話した時のたっくんの瞳はとても優しくて…
嘘を吐いてるようには思えなかった。



「し、信じて良いんですか?」

「信じられないのも当然かもしれないな。
だから、信じなくても構わない。」

「し、信じます!!」

そう言ったら、思わず涙がこぼれた。
あれ、なんでだろ?
自分でもよくわからなかったけど…でも、きっと嬉しかったんだね。
イメージが崩れかけたけど、やっぱり、たっくんは良い人だって思えたから…?



「……なんで泣くんだよ。」

たっくんが、指で私の涙を拭ってくれた。
そしたら、私の涙はなおさら溢れてきた。



「困ったヤツだな。」

「あ……」

たっくんが、私の手を握りしめた。
突然のことに、脈拍数が急上昇。



「泣くことなんてないだろ?」

「へ、へへへ……」

たっくんの手、暖かい。
なんか、安心出来るよ。



「アイドルにとって、ファンはかけがえのない存在なんだ。
ファンがいてくれなかったら、アイドルなんて出来ないよ。」

頷く間も涙がこぼれた。
私、たっくんのファンで良かったよ。
改めて、そう思った。




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