夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
「今どき、相席する喫茶店なんかあるんだ。
あぁ、最近は昭和レトロブームだから、その手の店だね。」

「は、はい。そうです。昭和レトロです。」

私は無理して愛想笑いを浮かべた。



「何度も言うけど、あんたは達也のタイプじゃないんだよ。
どんな話題を話したんだい?
余程、気があったんだね。
あ、美男子隊のファンだったことも話したの?」

「私、最初はたっくんだと気付かなくて、他愛ない話をしただけです。」

「あ、そういうことか。
美男子隊のことを知らないのかと思って、警戒心が薄れたのかもしれないね。
それで、そのままお持ち帰りされたんだね?」

「えーっ!そ、そんなことありません!」

私は必死で否定した。



「あいつは女に手を出すのが早いからね。
美男子隊がまだ解散する前も、見境なくいろんな女に手を出していた。」

あれ?恭子さん、他の人との付き合いを知らなかったんじゃ…



「そんなこと、気付かないわけないよね。
でも、気付かないふりをした。
だから、まさか、あんなにハッキリ言われるなんて、思ってもみなかった。」

そうか。恭子さんでもやっぱりそういうことは知りたくなかったんだね。



「じゃあ、何回目のデートで寝たんだい?」

「こ、個人情報ですから答えません!」

「へぇ…でも、意外だよ。
あいつが直ぐに手を出さなかったなんて。
余程あんたに魅力がなかったか…それ程、大切に思ってるか、だね。」

恭子さんは、どこか寂しそうな顔をしてそう話した。
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