今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~
 一瞬で気の抜けた笑みになったレスターが手を伸ばすも、指先がエステルに触れる前にゼファーが身を引く。

「おい」

「これ以上は時間の無駄だ」

 また憤慨しているレスターを尻目に、ゼファーはエステルに視線を落とした。

「……あんまりお兄ちゃんをいじめないで」

 ゼファーはエステルだけでなく、文句を言うレスターもきれいに無視した。
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