冴えない令嬢の救国譚~婚約破棄されたのちに、聖女の血を継いでいることが判明いたしました~
「なるほどね、安くはない品だからちゃんとした保証がないと……。むしろ、保証書に無償修理期間を明記して、長く使えることを売りにすればいいかな。どう思う? ティシエル」
あれこれ頭を悩ますふたりに何を思ったのか、ティシエルが涙目で震えた後、セシリーの袖を引っぱって尋ねてくる。
「も、もしかして……ふたりはその、お付き合い、してるの?」
予想外の質問にふたりは、顔を見合わせた後即座に否定する。
「まっさかぁ。この人は、え~と……そう。新しく始めた仕事でお世話になってるの。最近ちょっと色々あって、女ひとりで出歩くと危ないからって気を遣って着いてきてくれただけよ」
「……自覚はないが、こいつも御令嬢の端くれだ。面倒事にまた巻き込まれて助けに行かされても敵わないからな」
「う、端くれってなんですか。自覚はありますぅ。この間のはたまたま悪運が重なっただけで……」
「……どうだか、この間も他の騎士に町でほっつき歩いてたと聞いたぞ」
あれこれ頭を悩ますふたりに何を思ったのか、ティシエルが涙目で震えた後、セシリーの袖を引っぱって尋ねてくる。
「も、もしかして……ふたりはその、お付き合い、してるの?」
予想外の質問にふたりは、顔を見合わせた後即座に否定する。
「まっさかぁ。この人は、え~と……そう。新しく始めた仕事でお世話になってるの。最近ちょっと色々あって、女ひとりで出歩くと危ないからって気を遣って着いてきてくれただけよ」
「……自覚はないが、こいつも御令嬢の端くれだ。面倒事にまた巻き込まれて助けに行かされても敵わないからな」
「う、端くれってなんですか。自覚はありますぅ。この間のはたまたま悪運が重なっただけで……」
「……どうだか、この間も他の騎士に町でほっつき歩いてたと聞いたぞ」