冴えない令嬢の救国譚~婚約破棄されたのちに、聖女の血を継いでいることが判明いたしました~
やがて、体の奥から大きく湧き上がったものが、手鏡へと吸い込まれる。
セシリーはそこで目を開いた。あの時と同じ光が瞬き、何かが起こったことを彼女に確信させていた。
「見よ、これが証だ!」
「おお……」「……素晴らしい」
高らかに宣言したジェラルドにより、セシリーの腕が掲げられ、広間を銀光が照らす。熱を帯びたうめきが、人々の合間から漏れる。
……パン……パン……パン。
そこで国王が手ずからの拍手と共に玉座から立ち上がると、セシリーを見つめ命じた。
「うむ! これをもって認めよう、セシリー・クライスベルこそが、月の聖女たる資格を持ちし者であると! 既にレフィーニ家の血筋は途絶えたと思っておったが、そなたがおればこの国も安泰じゃ。これよりぜひ国の象徴として、ジェラルドと婚姻を結び、共にガレイタムの繁栄に尽くしていってもらいたい!」
セシリーはそこで目を開いた。あの時と同じ光が瞬き、何かが起こったことを彼女に確信させていた。
「見よ、これが証だ!」
「おお……」「……素晴らしい」
高らかに宣言したジェラルドにより、セシリーの腕が掲げられ、広間を銀光が照らす。熱を帯びたうめきが、人々の合間から漏れる。
……パン……パン……パン。
そこで国王が手ずからの拍手と共に玉座から立ち上がると、セシリーを見つめ命じた。
「うむ! これをもって認めよう、セシリー・クライスベルこそが、月の聖女たる資格を持ちし者であると! 既にレフィーニ家の血筋は途絶えたと思っておったが、そなたがおればこの国も安泰じゃ。これよりぜひ国の象徴として、ジェラルドと婚姻を結び、共にガレイタムの繁栄に尽くしていってもらいたい!」