元彼専務の十年愛
朝礼のあと、モニターで来月の社内報のPDFを確認する。
社長のメッセージから始まり、最近の業績や新店舗の情報、若手社員のインタビュー。
レイアウトは毎回ほとんど変わらないため、難しい作業はない。
「河田さん、確認終わりました」
「ありがとう。早めに印刷頼んじゃっていいわよね」
「そうですね、よほどの事件がない限り内容の変更なんてないですもんね」
ふたりでクスクス笑い合っていると、内線電話が鳴った。
河田さんが2コールで電話を取る。
「はい。広報企画課です。…え?は、はい」
河田さんの声色が戸惑いに変わっていくのがわかって目を向けると、バチッと視線がぶつかった。
私宛の電話…?
「今からですね。かしこまりました」
河田さんは難しい顔をしたまま電話を切り、上体を少し低めて声を潜めた。
「有沢さん、神代専務がお呼びです」
「え?」
かみしろせんむ?センム?
社長のメッセージから始まり、最近の業績や新店舗の情報、若手社員のインタビュー。
レイアウトは毎回ほとんど変わらないため、難しい作業はない。
「河田さん、確認終わりました」
「ありがとう。早めに印刷頼んじゃっていいわよね」
「そうですね、よほどの事件がない限り内容の変更なんてないですもんね」
ふたりでクスクス笑い合っていると、内線電話が鳴った。
河田さんが2コールで電話を取る。
「はい。広報企画課です。…え?は、はい」
河田さんの声色が戸惑いに変わっていくのがわかって目を向けると、バチッと視線がぶつかった。
私宛の電話…?
「今からですね。かしこまりました」
河田さんは難しい顔をしたまま電話を切り、上体を少し低めて声を潜めた。
「有沢さん、神代専務がお呼びです」
「え?」
かみしろせんむ?センム?