欲求不満な旅人達 (1st)

双子の旅

一緒にいるエルフと鬼は付き合いが長いらしい

エルフは女性で鬼は男性

100年くらいは一緒に旅をしているとか・・・

今はいくつなのだろう?

2人とも数えていないらしい

見た目は人間の30歳くらいに見える

長い時間をともに過ごす相手は大切なのかもしれない

彼らにあったのは3年まえ

容疑者だった

彼らが回収を依頼された商品があった

その依頼人は盗まれたと言って彼らを雇った

彼らの仕事は順調で商品を回収した

が、問題があった

彼らの依頼人もそれを何かしらの手段で盗んでいた

機関に依頼があって私たちが捜索をしていて彼らに行きついた

彼らは抵抗をすることはなく

依頼人を捕まえるのも協力してくれた

それから行動を一緒にしている

二人の関係は詮索しないつもりだったが

仕事仲間兼セックスフレンドといった感じだった

旅の途中でどちらかが姿を消してもとくに気にすることもないようだった

私と兄の関係もそれに近いものがある

父親も調査員だったと聞いている

仕事にで遠くに出かけて姿を消したらしい

殉職扱いで遺族に生活費用が支給された

田舎で母と兄の3人で暮らしていたがそのお金で不自由はなかった

父が姿を消した理由が知りたくて兄は調査員になった

私もすることがなかったからマネをして調査員になった

よく試験に受かったものだと思う

いつ頃からだろうか

14歳かそれくらいか

性に興味があって

お互いに身近に対象がいた

好奇心でお互いの体を比べた

最初は見比べて触って

何が気持ちよくて何が痛いのか

お互いの味も確かめた

それがおかしい事だとは思わなかった

似たような体系、似たような顔で抱き合って温度を感じる

つながっていると不思議な感じがした

彼がずるいのは自分からは入ってこない

クリトリスをなでて濡らす

指を入れて感じさせてじらす

私が自分で入れるまで

私が彼を飲み込むと腰を動かす

一番最初にした時は私が彼を犯したようなものだったから何も言うつもりはない

それが普通になっている気もする

たまに彼がエルフとしていることも知っている

エルフとする時も同じようにしているのだろうか?

私が鬼としていることも彼もエルフも知っているだろう

鬼のものは彼の物よりも大きい

これはこれで刺激的で気持ちがいいのだが

慣れ親しんだサイズが気持ちよかったりもする

兄はどうなんだろう・・・そんなことを思う

間違っていると思ったことはないけれど

この先も兄とこの関係を維持しなければ行き場がなくってしまうような気がする

調査員の管理局でシャロンという調査員にあって話をした

その夜たまたま食事をする店が一緒で飲みながら話をした

兄は飲めない

私とシャロンは少し酔っていたと思う

2人でなんで調査員になったか

そんな話をして私は兄のマネをしたと言って

彼女は自分の父親が調査員で姿を消したと・・・どこかで聞いた話だった

聞くと彼女と私は同じ24歳だった

父親同士も同じくらいかもしれない

なんとなくどこかでつながっているかもしれない気がした
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