欲求不満な旅人達 (1st)

情報収集

この街は大きい

冒険者や賞金稼ぎの仕事の紹介所が何件かある

情報を集めに立ち寄ったら珍しく同業者に合った

その調査員は双子の兄妹で行動していた

今回の依存の調査を行っていたらしい

そのユニットはお酒を飲まないからたどり着かなかったそうだ

兄と妹は人間でエルフと角のある種族を連れている

なるほど人にこだわることもないか・・・

彼らは武装的な装備品は全くもっていなかった

私たちも今日はオフにしていたから武装はしていない

何ももっていなくても、何かの時には対処できる準備はしてあるのだろうか?

彼らは3年くらい旅をしているらしい

横のつながりを作っておいた方がこの先、何かと便利だと言われた

自分のユニットを作るのでいっぱいで、そんなことまで気が回っていなかった

シャロン「この街で魔女の噂を聞いたことはありますか?」

兄「それも調査中だけど情報は全くないかな・・・ただ」

シャロン「?」

ノア (まぁ・・・だまっておくべきだろうな・・・)

妹「この街の北のはずれに魔法の実験をした痕跡がある家があるとか」

兄「まだ情報をきいたばかりで、行くかどうかもこれから考えるところです」

シャロン「それは・・・」

妹「リスクが高いから確認しに行くか迷ってる最中」

笑いながら

なるほど、彼らが慎重になるなら危険か

ソアラ「俺たちはやめた方がよさそうだな」

まぁ、そうなるよな・・・

兄「またなにか進展や情報があれば・・・」

シャロン「お願いします」

お互いにあまり詮索はしない

なんとなくそんな暗黙の了解が存在する

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またユニットを追い出された

どうやら女性を入れるのは性処理の道具にするのが目的の人が多いらしい

ある程度慣れたと思ったらやらせろといいだして

拒めば剣を抜かれた

そして返り討ちにしてしまったからユニットを出ていくほかない

ここ半年で2回目だった

べつに抱かれてもいいが私よりも弱い男に・・・

男性を装ってどこかのユニットに入れてもらうのがいいのかもしれない

短めのショートカットくらいまで髪を切ろうか

適当に伸びた赤い髪をかき上げる

旅をしていてこの街についたくらいで所持金が怪しくなっていた

少しここでお金をためてから・・・そう思っていたがなかなかいい仕事がない

飲食店で働いても大した額にならない・・・宿代でおわってしまう

もめごとを起こしてユニットを抜けたとうわさは出ていそうだ

ここは街の南側だったか・・・少し移動して紹介所でも回ってみるか・・・

移動しながら服屋と美容室を回る

服は・・・荷物になるけどもっていくことにした

髪は軽くなった・・・少し長かったか・・・まぁ、いいにした

紹介所に行くとユニットのメンバーを募集する掲示があった

旅の仲間に・・・旅をするのならちょうどいい・・・どこに行くのか聞いてみようか?
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