孤独の私とイケメン兄!?2
「すみません……、やっぱりわからないんですけ
ど……
人違い、じゃないんですか?」
そう、じゃないとおかしいもん。
だけど、相手の顔は真っ赤に染まっていた。
「もう、頭にきた。
優しく言ってあげようと思ったけど……、
許さないんだから、人のことをバカにして……」
その言葉とともに私を叩こうとする手が見えた。
あ、叩かれる……
と思った瞬間、逆方向からまた別の手が出てきた。