沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません

「私だって茜ちゃんのこと、大好きだよ」


「だから由乃。親友の私も幸せ笑顔になっちゃうくらい、今日は全力でハッピーを堪能してね」


「ありがとう」



涙が光る茜ちゃんの笑顔につられ、私も目じりをこすりながら微笑み返したけれど。


……えっと。


感動から、ドキドキの現実に引き戻されてしまった私。


そうだった、大変なことが始まるんだった!


私と黒岩くんのフライング結婚式。



去年のクラスメイトみんなの前で。

私なんかが主役で……うわぁぁぁぁぁ。



こんなに緊張したことが、人生であったかな?

心臓のザワザワが、深呼吸したくらいじゃ収まらないよ。


< 206 / 226 >

この作品をシェア

pagetop