沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません
「私だって茜ちゃんのこと、大好きだよ」
「だから由乃。親友の私も幸せ笑顔になっちゃうくらい、今日は全力でハッピーを堪能してね」
「ありがとう」
涙が光る茜ちゃんの笑顔につられ、私も目じりをこすりながら微笑み返したけれど。
……えっと。
感動から、ドキドキの現実に引き戻されてしまった私。
そうだった、大変なことが始まるんだった!
私と黒岩くんのフライング結婚式。
去年のクラスメイトみんなの前で。
私なんかが主役で……うわぁぁぁぁぁ。
こんなに緊張したことが、人生であったかな?
心臓のザワザワが、深呼吸したくらいじゃ収まらないよ。