沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません
「危機感が薄いと、心配になるんだけど」
「どういう意味?」
「こんなに至近距離で見つめられたら、俺はまたオオカミになるってこと」
それって……
暴走しちゃうってこと?
あいあい傘&お姫様抱っこ状態。
みんなに見られまくっている、このタイミングで?
そそっ……それは困るよ。
1年前みたいに、みんなの前でキスなんかされたら……
恥ずかしさで、私の心臓が止まっちゃうかもしれないから!
胸キュンバタリで、意識を飛ばしちゃうかもしれないから!
無事に、階段下まで降りてきた私たち。
黒岩くんが私を、地上に下ろしてくれた。
「これでちょっとは、ドキドキが落ち着いてくれるはず」
私は「はぁ~」っと、胸をなでおろす。