沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません

いつもなら「由乃ちゃん、おはよ~」と、いろんなところから挨拶が飛んでくる。


でも今朝は違う。

特に女子の様子がおかしい。


私と目が合わないように、急いで下を向く子。


明らかに、私を睨みつけている子。


私の挨拶に気づかなかったふりをして、友達同士でしゃべりだす子。



えっと……この状況は……いったい?



気のせいだと思いたい。

まだ夢の中だって。


でも、間違いなくの現実なわけで。

ここまであからさまに拒絶されていると、心が痛みだすわけで。


私が何かしちゃったのかな?と、過去を振り返らずにはいられない。

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