星空の下で愛を♦年下看護師の彼は彼女に一途な愛情を注ぐ♦
遠山くんは見るからに純粋で、こんな私となんか釣り合わないような気がしてならない。

それでも、これから先一緒にいてくれるのだろうか。


「なんでそんなこと言うの？　星七は星七でしょ？　なにも変わらない。　星七はきれいだよ」


そう言ってくれた彼に驚いて、顔を上げる。
そこには優しい顔をした遠山くんがいて、これも嘘ではなく彼の本心だということがすぐに理解できた。

ありのままの私を好きでいてくれることは、本当に嬉しい。


「ありがと……」

「そもそも、星七のことをそんな風に思っていたら告白なんてしませんよ」

「あ……そっか」

「星七は鈍感なんだな……」


笑いながら真っ直ぐに自分の気持ちを伝えてくれる遠山くん。　

このタイミングでちゃんと告白してきてくれたのも、私が梅沢先生との関係を終わらせたことをわかっているからだと思う。
彼の優しさは、広い広い海のようだ。

2人で笑い合っていると、「ぐぅ」と彼のお腹の虫が鳴き始め、なにも食べていなかったことに気が付いた。
照れくさそうに私を見てくる遠山くん。


「お腹空いたよね。　なにか作ろうか」

「すみません……こんなつもりじゃなかったんですけど」


そう言った彼が愛おしくて、私から初めて彼に抱きつく。
「そんなことされたら……さっきの約束、守れなくなりますよ？」と、私の耳元で彼が囁いた。
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