恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました


 ビクッと体を震わせて、バッと目を開く。

 となりにいるのがベッドに横になった彰人さんで、そこでやっと夢を見ていたのだと気がついた。


「大丈夫か……?」


 優しく頭を撫でられる。指先で髪を梳くように触れられ、やっと夢から醒められたことにホッと安堵した。

 なんて夢……。

 夢と現実の境界線が曖昧になっていてパニックを起こしそうだった。


「悪い夢でもみたか」

「え……?」

「少し前から、うなされはじめたから」


 思い返してもなかなかひどい夢だった。

 湯島くんがここに侵入してくるなんて有り得ないことだけど、現実に言われたような言葉をいくつも浴びせられた。

 治りかけていた傷が、またぱっくりと開いてしまったような感じがする。


「すみません。お見苦しいものを朝から……」


 申し訳なくなって謝ると、彰人さんは腕を伸ばしてベッドの中で私を引き寄せた。


「なにが見苦しいんだ」


 少し強引な感じで両腕の中に閉じ込められ、途端に鼓動が高鳴っていく。

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