恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました


 最近はやっと悪阻の症状が落ち着いてきて、食事も摂れるようになってきてホッと一安心しているところだ。

 悪阻の症状が強く出ていたときは、ちゃんと食事をしてお腹の赤ちゃんに栄養を送らないといけないと思うのに、体は食事を受け付けられないことが続いた。

 そんな自分の体の状態に焦り、無理して食事をしては吐き出してしまうことも何度もあった。

 産婦人科の主治医は、食べられないことを心配しすぎるとストレスになるため、あまり深刻に考えず生活を送りなさいと言っていた。

 はじめての妊娠は自分の体の変化に戸惑うことばかりだ。

 妊娠が発覚してから、彰人さんはより私に対して過保護になった。

 スケジュールを極力調整して私のそばにいてくれるし、常に体を気遣ってくれる。

 絶対に重いものを持たせないし、家事をしているとすぐに「代わる」と言ってくれるのだ。

 そこまで甘やかさなくても体は大丈夫なのに、彰人さんは私以上に私とお腹の赤ちゃんを気にかけてくれている。

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