目に視えない私と目が見えない彼


私なりに精一杯考えて、一つの答えが出た。

これ以上関わるのはだめだと思った。
前から気付いていたんだ。だけど、来衣先輩に会いたくて、話したくて、私は自分の感情を優先させてしまった。

———もう、やめよう。

どうせ、私は死んでるのだから。

例え両想いだとしても、幸せな未来なんて待ってない。

例え、両想いでも私たちに待っているのは、別れしかないんだ。


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