契約結婚のはずが、御曹司は一途な愛を抑えきれない
でもこのままだと後悔する。

ミクは省吾のマンションへ向かった。

こんな時間じゃいないよね。

その頃、省吾は真人のマンション前にいた。

インターホンに応答がなく、待機していた。

ミクのスマホも繋がらない。

あたりは徐々に暗くなり始めていた。

真人は車で帰宅した。

駐車場からマンションへの通路で部屋に入ったため、マンション前で待機している

省吾には気づかなかった。

真人はミクがいないことに驚いた。

ミク、お前の考えがわからない。

なぜだ、俺をあんなにも愛してくれていたじゃないか。

真人はエレベーターでエントランスに降りてきた。

マンション前にいる省吾の姿を見つけて、ミクは奴のマンションに行ったんだな。

二人はすれ違っている。

そんなことを想定出来た真人は、省吾のマンションへ急いだ。

やはり、ミクは省吾のマンション前にいた。

真人はミクに声をかけた。

「ミク、帰ろう」

「真人」

「お前が出て行っても、迎えにもこないじゃないか、所詮契約の関係なんだから
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