契約結婚のはずが、御曹司は一途な愛を抑えきれない
省吾との一夜の思い出。
省吾、省吾。
あのたくましい胸、優しい笑顔、思いっきり乱れた夜。
でも、今ミクは真人に抱かれていた。
胸の膨らみが露わになった。
真人はキスをした。
「ああ、最高よ」
「ミク、俺もずっとこうしたかった」
身体が熱くなってきた。
真人はミクを一糸まとわぬ姿にした。
うつ伏せにして、背中にキスをした。
真人はミクの白い肌に鼓動が早くなるのを感じた。
「ミク、すごく震えてる、こんなにも感じてくれているんだな」
違う、私は省吾さんに抱かれている。
でも身体は真人に反応している。
なんてひどい女。
でも今は省吾さんを失う悲しみから逃れるすべはわからない。
真人、ごめんね。
私はあなたに抱かれながら、省吾さんを愛してる。
ミクの身体はピクピク震えていた。真人はミクの髪にキスをした。
「駄目、おかしくなりそう」
「ミク、なんて可愛いんだ」