【SR】だるまさんが転んだ
反政府側の指導者であり、某大国からはその情報だけで大金が支払われる人物。


容疑としては、細かな殺人などを除くと、麻薬の生成密売とテロ事件の首謀者となっている。


「屋敷には行けるのか?」


屋敷に行くのは、死に向かって歩いていくと同じだと、俊介は自分でも分かっていた。


だが、だるまさんが転んだを追えと言われてこの地に来た。


それが有るというのなら、俊介が追っていたのはソレに違いなかった。


「屋敷には明日戻る。シュンスケが付いてくると言うのなら、反対はしない。ただ、命の保証も出来ない。無いよりは有った方が良いだろう。」


そう言って俊介に手渡されたのは、あのナイフだった。


人間に突き刺さっていた物だと思うと、重みが増した気がした。


「…ヴェン、君は一体何者なんだ?」
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