Re:君へ
出逢い
君は今幸せですか??



私、長谷川 心菜。 今日新しく高校生になる。

まだ着慣れてないブレザーに手をとおしリビングへ向かう。
『おはよう』そう言ったって返事は無ぃ。
2LDKのマンションに1人暮らし。
家族なんか居ない。



1年前、私の大好きだったお母さんが事故で死んで、それからお父さんと2人だった。
でも、ある日お父さんが女の人を家に連れてきた。
そいつはお母さんとは正反対のやつだった。

私のお母さんは誰にでも優しくて、綺麗で、家庭的な完璧なお母さんだった。
だけどアイツは元ヤンで、パチンコ通ぃで、家のことは一切しなぃ奴だ。


そんな奴と暮らす毎日が続き嫌になってきた時、お父さんに・・・


『マンションを借りてある。毎週お金も銀行に入れる。生活には困らないようにする。
だからこの家から出て行ってくれ。お願いだ。』

そう言われた。
当たり前のことだ。
アイツの言うことは絶対に聞かなかったし、アイツをつれてきたお父さんを恨み続け、
夜遅くに帰ってくる。そんな生活だったから・・・




今の暮らしにはもうなれた。あの家を出て行けてよかった。


・・・


-通学路-


「おーい!!心菜!!」

振り返ると美月が居た。

心菜「おはよう!元気だった?!」

美月「おはよう!もちろん元気だょ☆」

心菜「以外似合ってるじゃん(笑)」

美月「以外とかひどくない?(笑)」

心菜「嘘。すんごい似合ってる☆」

美月「心菜こそ!これはモテるよ~
   まぁいつものことだけど(笑)」

心菜「冗談きついって!」


そんな話をしながら新しい学校へ向かった。
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