Re:君へ
もうマンションが見えてきた時・・・


・・・!ガンッ


頭に硬いものが当たり頭痛が走った・・・
多分金属バットか鉄パイプだろう・・・

あまりの痛さにしゃがみこんだ。

・・・すると誰かが私を持ち上げた。

「おとなしくしててね?」

肩の横でツーンとしたタバコの臭いがした。
声からして男だ。
頭痛がまだおさまらず、抵抗することもできない。

ただ痛さと恐怖で泣くだけ・・・


・・・バタンッ!


車のドアの閉まる音が響き、その車の中には2つの影があった。
多分男だと思う・・・


「暴れちゃダメだよ~?」

「おとなしくしないと降ろさないから」


その声と同時に服を脱がされた・・・

心菜「やめて!!!」


叫ぶことだけが私の最大の抵抗だった。

もうヤダ・・・こんなことされるくらいなら死にたい・・・
・・・だれか助けて・・・。
ただそれだけを祈っていた。
頭の中に出てくるのは亮の顔だけだった・・・

亮・・・

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