10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです

「諒夏さん、私今度の連休お休みいただくんですよ、どうしますか?」

「じゃあ、私もお休みするわ」

「定休日以外の私のお休みの時は来てるんですよね、誰かスタッフつけましょうか?」

「ううん、また弟が帰るらしいし、敦美さんの休みのときはフリーでマシンだけで帰ってるのよ」

「そうだったんですね、すいません、入ってる時間しかこちらではわからないので、同じようにしているものだと思ってました」

「最初はね、敦美さんのお休みの日は他の人にしていただいたけど、年が近いからなのかな、落ち着くのよ(笑)」

「私が最年長ですからね(笑)」

「それがいいのよ、年取ってくるとね若い子についていけないのよ」

「まだ20代なのでお若いですよ(笑)」



確かに午前中のお客様はフリーが多くてお年が多少上の方はジム内で友達になっていたりする。

そこへスタッフが時々声をかけるような感じだ。

まあ継続してくれるのが1番有難い。


「でも敦美さんがそんなにお休みとるなんて珍しいわね、旅行かしら」

「国体のお手伝いに行くんです」

「あら、凄い、何かやってるの?」

「バドミントンですね」

「へぇ、私の弟も今大学のサークルでしてるらしいわ」
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