愛され庭師は悪役令嬢に巻き込まれ……いえ、今世こそ幸せにしてあげたいです!
2章

第6話 半妖精のシナモン

 妖精使い養成学校は、湖に浮かぶ孤島に建っている。
 それは、契約した妖精の暴走による影響を国が被らないためであり、人が中央の国で自由に動けないようにするためでもあった。

 妖精曰く、人は傲慢な生き物であるらしい。
 契約できないのなら捕獲して無理やり言うことを聞かせれば良いと、そう思って不法侵入してくる輩が後を絶たない。

 愚かな人間たちは、妖精のことをおとぎ話に出てくるような、魔法の道具だと思っているのだ。
 そういう者は得てして、妖精が自分たちより小さいからと侮っている。一番力が弱い妖精だって人など一捻りなのに、それがわからないのだ。

 妖精だって馬鹿じゃないから、どういう人かなんてすぐにわかる。
 万が一気に入られれば契約できるし、気に入られなければ気まぐれに呪い殺されるか、もしくは自国へ送り返されて極刑である。
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