お礼はキスでもいいですか?〜怖がりで気弱な私は、優しくないフリをした君と恋に落ちる〜
優しい人なのか、ただの気まぐれなのか、それともただの不良なのか、よく分からない人だった。

あの人に掴まれた腕がまだ少し痛かった。

でも何故か、悪い人には思えなかった。

もらった電話番号は財布にしまい、もう二度と使うことがないことを祈った。

しかし、そんな出来事を忘れかけていた半年後。

私はその人に電話をかけることになる。

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