お礼はキスでもいいですか?〜怖がりで気弱な私は、優しくないフリをした君と恋に落ちる〜
オムライスを食べ終わった私を、上条さんが本屋さんに連れて行ってくれた。

「あ、好きな作家さんの新刊出てる・・・あの、買って来てもいいですか・・・?」

「ダメ」

「え、あの・・・」

「俺が買うから、由奈が読んだら貸して」

「いや、それは申し訳ないので、自分で買います・・・」

「口、塞いで欲しいの?」

私が怖すぎて固まっているうちに、上条さんは私の手から本を奪った。
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