私の彼は御主人様
『遅いな、』


独りってこんなに寂しかった?


少し前まではずっとそうだったのに。


今はノワールが心配で堪らない。


携帯が震え、あたしは飛び付いた。


着信。


『ノワールっ!』


公衆電話の電子音。


『律、僕はもう一緒には居られない…くっ…』


苦しそうな声。


『っ…どうしたの! 体、調子悪い?ねぇどこにいるの? 』




< 101 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop