私の彼は御主人様
『お前は致死量近く吸血された…かなり危ない状態だったぞ…それに』


『魔王っ!』
『皇さんっ!』


優さんとルシルさんが遮るように同時に声を上げた。

『いずれ分かる事だ。俺はノワールとルージュに抹殺命令を出した』


『え? 』


抹殺?


頭が真っ白になった。


『…どういう事ですか? 』

『抹殺命令とは俺が俺自身に出す命令だ。つまり俺が自ら奴を倒す』




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