私の彼は御主人様
『大丈夫だ。僕もルージュも律が大好きだ…悲しませるような事はしない』


『本当?』


『ああ…お休み、律』


『ノワールもルージュも大好き』


ふっ、と小さく笑ってノワールが言った。


『それは充分判っている。寝れないなら寝れるようにしてやるが? 疲れさせてな? 』


久しぶりに口の端を吊り上げ意地悪そうに笑うノワールに嫌な予感がしてあたしは慌てて目を瞑った。


『おやすみっ、』


(ルージュ、僕達の姫には困ったものだ。誘ってるのか天然なのか…こんな時に自分を抑制するのに精一杯なんて)


そして小さく嘆息すると律の顔を愛しそうに見詰めたのだった。




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