私の彼は御主人様
道場を出ようとした時、高澤先輩と他の部員がこっちに向かって歩いて来るのが見えた。


『まずいっ』


ロッカーの影に隠れる。


(今会ってもどんな顔していいか分かんないよ)


道場の扉が開いた。


『高澤さぁ、昨日告られたみたいじゃん? 』


『ああ、西園か』


心臓が飛び上がりそう。




< 45 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop