チカ先輩のお気に入り。




「もしかして、知佳先輩とのテスト勉強期間になにかあった……っ!?」

「え……?」

「だって知佳先輩が女と関係切るなんて、よっぽどの事があった以外考えられないじゃん」

「いや……」


よっぽどの事……?
チカ先輩の地雷踏んだぐらいしか……でも、怒ってたわけではなさそうだった。


「わかんない……かも」

「本当になにもないの!?例えば……距離が近くなったとか、急に優しくなったとか」


まやちゃんの言葉に、少し引っかかる。
そういえば……私の気のせいかもしれないけど、距離……近くなったような。

浮かんだのは、胸が締め付けられるような優しい笑顔で。

あれ……また、鼓動が早くなった。


「図星か?」

「え…っ!?いや、でもそんなよっぽどの事でもないし……」

「雪桜にとっては、でしょ。知佳先輩にとっては違うかもしれないよ」

「……」


……そういえば、『雪桜ちゃんのおかげでトラウマとかなくなった』って言ってた。




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