チカ先輩のお気に入り。
青春っていいわね〜っなんて笑う先生。
せ、先生……私病人だからこれ以上はやめて……っ!
すると、ピピッと体温計が鳴り体温を見ると『38.1』の数字が。
……え、嘘、こんなに高かったの……?
先生が私の体温上げてくるから……っなんて思うけど。
でも、この体温で朝体調不良に気づかなかったのはさすがに馬鹿なのでは。
「よくこの体温で学校来れたわね」
「……ごもっともです」
「今日は早く帰って休みなさい。そろそろ迎えが来ると思うから」
「はい……」
先生の言葉になにも言い返すことが出来ず小さくなる。
お母さん仕事中ごめん……という罪悪感が残った。
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「元気になったらまた学校おいで」
「はい、ありがとうございました」
それからしばらくするとお母さんが迎えに来て、私も荷物を持ってお母さんの元へ行く。