チカ先輩のお気に入り。




「……なに」

「…っいや、その……」

「もしかして三好くん?」

「…っへ!?いや、違……っ」


私、もしかして誤解されてる……っ!?

そう思って否定しようとすると、両腕をがっしりと掴まれて。


「…ちゃんと俺の目見てよ」

「……っ」

「なに?言って」

「〜〜っ」


そう言ったチカ先輩の目は、少し熱を帯びて色っぽくて。
……っ、言えないよ、言えるわけないよ……っ!少し大人な話をしましたなんて言えるか普通……っ!
どうしよう、と思うけど、きっと何を言ってもチカ先輩には見透かされてしまう。


「……っ、だって、チカ先輩、女の子との経験、あるから、」

「……」

「まや、ちゃんが…っ、その、少し大人なことを言ってきて……っ」

「……え?」

「…〜〜っ、だから、私経験ないんですってばあ!もう恥ずかしいのでやめてください!」




< 282 / 303 >

この作品をシェア

pagetop