運命の恋を、君と…
蓮花が頷き隣に座ると、蓮花の頭を自身の肩に乗せてその蓮花の頭に自分の頭を乗せた。

「…………なんか、こうゆうのいいな!」
「うん」
蓮花も、幸せな気持ちになる。

しばらくただ二人は、寄り添うように身体を寄せ合っていた。


それからカーテンをキチンと取りつけ、夕食の準備をする二人。
「ほんと、手際いいよなぁ蓮花」

「そう?
ほら、お母さんに毎日手作りを食べさせてたから!」

「朝飯も、スゲー旨かったし!」

「フフ…良かった!」

「これから毎日食えんだよな!」

「フフ…
家事は任せて!」

「サンキュ!
……………あ!でも、俺も出来ることはするからな!
きつい時は言えよ?
俺も、一応一通り出来るんだから」

「ありがとう!
でも、ほら!
生活費、ほとんど俊英持ちでしょ?
これくらいはさせて」

「だから、気にすんなって!
俺の方が、稼いでんだし!」


夕食が出来上がり、俊英は「旨い!」と満面の笑みで食べていた。

「あ!そうだ!
お弁当、いる?」

「え!?いる!
作ってくれんの!?」

「ついでだし!
いいよ!
あ、でも…お弁当ないよね?」

「あるよ」

「あるの?(笑)」

「これでも、入社した時は作って持って行ってたんだぞ?
まぁ…すぐ面倒になって、やめたけどな(笑)
一年……いや、半年ももたなかったけど(笑)」

食べた食器を片付けながら、俊英に問いかける。
「俊英、お弁当どこ?」

「あー、流しの上!ちょうど、蓮花が立ってるとこの。
ちょい待って!
蓮花じゃ取れねぇだろうから、俺が……」
俊英が、蓮花の後ろから包み込むようにして上の棚の扉を開ける。

「……/////」
俊英の匂いがふわっと香って、更に体温が近づく。
蓮花は、ドキドキして思わず身を固くする。

「確か…奥に……あ!あった!これ!
…………ん?どうした?」

「え?あ、う、ううん!/////
これね。
じゃあ、明日からお弁当作るね!」


「俊英、お風呂沸いた━━━━ん?」

風呂を沸かしリビングに戻ると、俊英がベランダで電話をかけていた。


「だからぁ!彼女も忙しいんだよ!!
━━━━━」
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