バイバイ、リトルガール ーわたし叔父を愛していますー
夜が更け、酔いつぶれた航と犬飼は、客間に布団をひいて早々に寝てしまった。
すみれはお皿を洗い、麗華も片付けを手伝った。
「ごめんね。突然押しかけちゃって。」
麗華がゴミ袋に空き缶を入れながら言った。
「いいえ。楽しかったです。」
すみれはお皿を拭きながらそう答えた。
一通り片づけが終わり、すみれは麗華に「コーヒーでも飲まない?」と誘われた。
すみれはお湯を沸かし、インスタントコーヒーをふたつ作ると、麗華の前にコーヒーカップを置いた。
「ミルクと砂糖はいりますか?」
「私はブラックでいいわ。」
「わあ。大人の女性って感じですね。わたしは苦いのが駄目なんです。」
だからビールもなにが美味しいのかわからない。
すみれは自分のカップに砂糖とミルクをいれ、ダイニングのテーブルに座ると一息ついた。
麗華はコーヒーを一口飲むと、さっきまでの明るい表情とは裏腹に真面目な顔をしてすみれをみつめた。
すみれが不思議そうな顔をすると、麗華は大きくため息をついた。
「実は私、今日はすみれちゃん、あなたに話があって来たの。」
「はい。」
畏まってなんだろうと、すみれは麗華の次の言葉を待った。
「すみれちゃんって何歳?お酒飲んでたからもう成人しているのよね?」
「はい。この前21歳になりました。」
「彼氏はいるの?」
「い、いません。」
すみれは大きく両手を振った。
「ふーん。好きなひとは?」
この人は一体私の何が知りたいんだろう?
いきなりそんな質問ばかりしてきて失礼じゃないだろうか?
すみれは不機嫌な顔を隠しきれずに「いません。」と憮然として言った。
すみれはお皿を洗い、麗華も片付けを手伝った。
「ごめんね。突然押しかけちゃって。」
麗華がゴミ袋に空き缶を入れながら言った。
「いいえ。楽しかったです。」
すみれはお皿を拭きながらそう答えた。
一通り片づけが終わり、すみれは麗華に「コーヒーでも飲まない?」と誘われた。
すみれはお湯を沸かし、インスタントコーヒーをふたつ作ると、麗華の前にコーヒーカップを置いた。
「ミルクと砂糖はいりますか?」
「私はブラックでいいわ。」
「わあ。大人の女性って感じですね。わたしは苦いのが駄目なんです。」
だからビールもなにが美味しいのかわからない。
すみれは自分のカップに砂糖とミルクをいれ、ダイニングのテーブルに座ると一息ついた。
麗華はコーヒーを一口飲むと、さっきまでの明るい表情とは裏腹に真面目な顔をしてすみれをみつめた。
すみれが不思議そうな顔をすると、麗華は大きくため息をついた。
「実は私、今日はすみれちゃん、あなたに話があって来たの。」
「はい。」
畏まってなんだろうと、すみれは麗華の次の言葉を待った。
「すみれちゃんって何歳?お酒飲んでたからもう成人しているのよね?」
「はい。この前21歳になりました。」
「彼氏はいるの?」
「い、いません。」
すみれは大きく両手を振った。
「ふーん。好きなひとは?」
この人は一体私の何が知りたいんだろう?
いきなりそんな質問ばかりしてきて失礼じゃないだろうか?
すみれは不機嫌な顔を隠しきれずに「いません。」と憮然として言った。