御曹司は部下の彼女に仕事も愛も教えたい

 先輩の言ったとおり、私はそのイベントへの準備要員とやらになってしまった。
 
 今日はその最初の集まり。

 昨日の昼に顔合わせがあった。橋本君も呼ばれてた。嬉しい。知ってる人がいるのは助かる。後は、先輩の女性と男性ひとりずつ。それと本部長。重要なイベントなので本社とのやりとりあるから本部長自らが率いていくそうだ。

 「各部ふたりずつ若手を中心に選んだ。まず一部から二年目の水川香那、橋本佑。それと、二部から三年目の清水有紀、四年目の本郷拓也。橋本は基本的には出来上がっている新商品の広報担当。素材に詳しいからパンフ内容なども水川と一緒にやってもらいたい。それから本郷。清水と一緒にイベント発表新商品のフォロー、配送手配など。本社からの要望などを俺から聞いて対策をする。いいな」

 皆、うなずく。

 「とりあえず、今日はどんな商品をイベントに出すか、候補を挙げる。そして、制作中のものはどれを出すかそれも決める」

 「あの、質問です」

 橋本君が手をあげた。
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