きみと夜を越える

小春と離れた私は抜け殻だった。


きっと元から抜け殻だったけど。


そんな私を車のライトが激しく照りつける。


眩しさに目を瞑ると、身体がすっと楽になった。


なんだろう。


生きていないみたい。


光なんてなくて、ずっと暗闇の中にいて。


なんだか、ずっと楽だった。


必死に息を吸うより、小春と一緒にいた時より。


___ブッブッ


なんだか聞こえるな。


ふと後方から私に向けられた大きな音に振り返ると


パッと光が私を照らした。


さっきの光と比にならないくらいの光が。
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青春・友情91ページ

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__夢なんてなくていい __誰かのために生きようなんて思わなくていい ただこの平凡な日々が続く それだけでよかったんだ ________________________ 旧題名 朝焼けの手触りを知らない

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