欲求不満な旅人達(2nd)

かけひき

アリシアの視点

シャワーを浴びて戻ると部屋は薄暗くなっていた

ダグラスがソファーに転がっている

下着のままだが服を着るのはめんどくさい

アリシア「さっきの話聞いてました?」

ダグラス「あぁ・・・」

アリシア「まったく・・・向こうに行ってください」

どく気配がない

アリシア「聞いてます?」

気を使っているのにバカにされている気がしてきた

ソファーで仰向けになっている彼にまたがる

ダグラス「いいよ、君がベッドで」

アリシア「そうじゃなくて」

ダグラス「気にしないよ」

アリシア「私が気にするんですよ」

ダグラス「・・・」

アリシア「もしかして一緒に寝たいんですか?」

ダグラス「そうじゃない」

アリシア「いいからどいてください」

ダグラス「のんでた?」

かもしれないな・・・

アリシア「したいの?」

自分で何を言い出したのだろうか?

ダグラス「は?」

彼のズボンとパンツを下ろす

彼は止めようとはしない

彼のそれを握る・・・少ししごいてやれば大きくなるのだろうか?

手の中で膨らむ

アリシア「したいんだ」

ダグラス「・・・」

目が合う

ショーツをはいたまま自分のあそこに彼の大きくなったそれを当てる

彼は拒否しない

ショーツをずらして割れ目に充てる濡れているのが自分でもわかる

手の中の彼のそれは思ったよりも大きい

うまく入らない

人の気配がして振り返る

シェリル「あ・・・ゴメンね・・・続けて、トイレはこっちか」

驚いて身を伏せる・・・ダグラスに抱き着く

はずみで彼のが中に入ることもない

動けない

トイレのドアを見守る

シェリルがトイレから出てくる

シェリル「邪魔しちゃったね・・・気にしないで続けて」

そういってベッドにもぐる

振り返って彼の顔を見る

目があう

アリシア「・・・ゴメン」

ダグラス「まぁ・・・ごめん」

あやまってほしいわけではない

恥ずかしくなって下着をなおす

ベッドに逃げ込む

彼は追ってこない

追ってきてしてくれればいいのにと思う

よけいに恥ずかしくなる

ちょっと悔しくなって泣きながら寝た

私には彼が寝たいと思うほどの魅力がないのだろうか・・・

・・・以前の私はそれが嫌でユニットを抜けていたのに

不思議な気分だった

次はダグラスを飲ませておけばいいのだろうか・・・

そんなことを考えながら寝落ちした

---

やっぱり酔っていたのかもしれない

朝、頭がいたい

おきるとダグラスがコーヒーを飲んでいた

アリシア「昨日はゴメン」

ダグラス「気にしてない」

アリシア「・・・そう」

気にして欲しいのだが・・・こいつ恋愛に向いてないのだろうな・・・

そんなことを考えながら自分の分のコーヒーを入れた

そのあと起きてきたシェリルは何も覚えていないらしい・・・

・・・あのまましておけばよかったのかもしれない。
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