欲求不満な旅人達(2nd)

中途半端

4人かけのテーブル席を3つ占領する

エテルリッツァとジョセフは2人ですわる

クロード、オリバー、アンジェラ、シェリルの4人で1つ

双子とアリシアと自分で1つ

適当な食事を飲み物を注文する

前にいた街の料理よりも味付けは薄い気がする

双子からこの街で受けた仕事の話を聞かれた

魔女の相手とドラゴンの輸送くらいしかしていない

あとは探偵とか警察でもたりる雑用

グレッグ「その魔女はなんの研究を?」

アリシア「それは教えてもらえなくて・・・お使いを依頼されるだけで」

グレッグ「そうか・・・」

シェリルが横から入ってくる

シェリル「たぶんお使いの内容からして薬のたぐいだろうけど・・・何かはわからない」

グレッグがシェリルを眺める

クロエ「その子も魔女?」

ダグラス「違うとおもうけど・・・」

シェリル「魔女ではないかな・・・魔女になり損ねた女」

クロエ「はぁ?・・・そうなんだ・・・」

アンジェラとオリバーが楽しそうに飲んでいる

どうやら2人とも調査人だったらしい

2人ができていると思っていたがどうやら違ったらしい

クロードが潔癖症らしく女性も寄せ付けないとか

アンジェラの距離感ならちょうどいいのかもしれない

そのうちユニットのメンバーを変える可能性もあるか・・・考えてもいなかった

アンジェラは刑期が終れば自由になれる

アリシアはいつでも辞められる

シェリルは何かのタイミングで自由にしてあげるべきだろう

機関の連絡係が店に入ってくる

どうやら遺跡のモンスターが外に出たらしい

飲んでいないのはこのテーブルの4人だけか

多少は飲んでいても大丈夫だとは思うけど、前に出すのは危険だろう

アンジェラとシェリル、エテルリッツァとジョセフは店に残る

装備を取りに宿に戻る

アンジェラとシェリルをあてにしないとなると・・・か

いつもと装備を変える

アリシアが不思議な顔で見ている

アリシア「何それ?」

ダグラス「魔導兵器」

アリシア「は?」

---

街はずれに集合する

オリバーとクロードは少し酔っているから後ろに下がらせる

双子は2人とも剣を下げている

そういえば2人の能力は知らない

さきに来ていた他の調査員と冒険者風のユニットが駆除にあたっている

夜は酒が入ると役にたたない調査人と冒険者がほとんどらしい

遺跡にむかって歩き出すと人の形をしたアンデッドが数体

グレッグが銃をホルダーから抜いて魔法を唱える

白い閃光が発射されてアンデッドを打ち抜く

知らない使い方だった神官の魔法とかそんな感じだろうか?

クロエ「アンデッドは苦手なんだよね・・・汚れるから」

そういいながらレイピアでとどめを刺していく

兄と妹で作業が逆なんじゃないかと思いながら眺める

合成獣が林から出てくる

アリシアが駆け出して剣を頭に突き刺す

引き抜いて次のキメラに向かう

行動に躊躇がない・・・相当慣れているのかストレスが溜まっているのか

遺跡の入り口まで行くと静かだった

何組かのユニットと話合う

朝まで交代で見張る

朝になったら他の調査員と冒険者に交代を依頼して・・・となった

グレッグ「それにしてもこのアンデッドとキメラの数は・・・」

クロエ「何かの儀式が実験か・・・」

クロード「回収した物を戻した方がいいか?」

クロエ「あ・・・それはあるかも」

オリバー「なら、一度戻るか」

オリバーとクロードに歩いてもらうことにした

4人で遺跡の入り口の見えるところに待機する

横に座ったアリシアは人の型を枕にして寝ている

双子が先に見張って後で交代することにした

少し眠くなってきた
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