星みたいな恋をしよう〜二人を繋ぐリボン〜
「確かに、絆のキスをした後の蕩けるような可愛い顔を誰かに見られたくはないね」

サラリと甘いことを言われ、絆は言葉を失ってしまう。オスカルと付き合ってもう四年ほどになるのだが、未だに甘い言葉には慣れない。絆が日本人で、オスカルがイギリスとポーランドのハーフという関係のせいもあるかもしれないが。

「そういう甘い言葉は心臓に悪いです」

「慣れなくてもいいよ。照れている絆も可愛いから」

「可愛くないです!」

「世界一可愛い」

オスカルの腕が絆の腰に触れる。オスカルにエスコートされて、絆は彼の車に乗せられた。こうして、時々オスカルが仕事終わりの絆を迎えに来ることは珍しくなく、すっかり慣れてしまった絆はいつものようにシートベルトを閉める。

「ねえ絆、明日は休みだったよね?」

「はい」

「じゃあ、ドライブしてから帰らない?」

「えっ?」

絆にオスカルはウインクをし、車を走らせていった。
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